昨夜、TV放送していた番組。
 
面白くて、目が離せませんでした。
 
 
もう一人のフェルメールと言われた
 
ハン・ファン・メーヘレン。
 
20世紀最大の贋作を生み出した
 
美術史の英雄。
 
 
類いまれなる才能を持っていた彼が
 
なぜ、贋作者という立場に
 
身を落としてしまったのか。
 
 
その背景には
 
批評家たちを、見返してやりたい
 
画家として、返り咲きたい、という
 
燃えたぎるような執念が。
 
 
その巧みな贋作技法と言ったら！
 
鑑定をくぐり抜けるための
 
徹底した手法の数々に
 
ため息が漏れました。
 
 
そうそう、何故こんなに
 
熱中してしまったかと言うと
 
先日「鑑定士と顔のない依頼人」を
 
DVD鑑賞したのです。
 
 
天才的鑑定眼を持つ主人公を
 
ジェフリーラッシュが演じており
 
芸術品の「真雁」を見分けていく。
 
 
そこには、彼の人生そのものを
 
ひっくり返すような「偽物」が・・・
 
エキサイティングな展開でした。
 
 
「偽りの中に、真実がある」
 
 
どんなに優れた贋作にも
 
本物が潜んでいるからこそ
 
興味深く、時に悲しい。
 
 
天才贋作者と呼ばれ
 
美術界を欺いた、メーヘレン。
 
 
絵が好きでたまらない。
 
決して筆を折る事はしない。
 
そんな本物の覚悟が
 
彼の作品に、描かれていたからこそ
 
人々は騙されたのでしょう。
 
 
 
お芝居も似たようなところが。
 
虚構のキャラクター、ストーリーを
 
いかに真実のように
 
存在させるか。
 
そこが、勝負。
 
 

 
 
うーん、まずまずというか
 
まだまだ。
 
 
今年は、もっと
 
うまくなりたい！
 
 

 
 
40年前、母が着ていた
 
振り袖です。
 
私に合わせ、仕立て直してもらったのに
 
これまで、一度も袖を通すことがないまま
 
箪笥で眠っていました。
 
 
蛍光色みたいに、眩しい。
 
ははは。
 
 
 
皆さまにとって
 
健やかな一年となりますように。
 
 
本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。