大晦日です。
オーストリアのスーパー
「SPAR」で買って来ました。
年越し用。
久しぶりのチーズフォンデュ
美味しかった。
バケット、お肉、エビ
ブロッコリー人参じゃがいも
うずらの卵など..。
お腹いっぱいです。
今年もありがとうございました。
どうぞ、良いお年を!
旅の最終日は、再びウィーンへ。
ベルヴェデーレ宮殿です。
上宮には、19~20世紀の
オーストリア絵画が
展示されています。
クリムト、シーレ、ココシュカなどの
ウィーン分離派作品など。
風景画も
とても魅力的でした。
シュテファン大聖堂。
こちらは、ナッシュマルクト
(食料品市場街)。
今回、実際に訪れた場所の
昔の風景や人々の姿を
想像するのは楽しい。
私がどうしても見たかった
グスタフ・クリムト「接吻」。
クリムトの展示室だけは
驚くほど、沢山の人だかり。
ゆっくり鑑賞、とはいかず..。
キンキラゴールドの派手やかな
イメージだったのですが
思っていたよりも
ずっと品のある輝き。
妖艶で甘美。
あたたかな愛の優しさを
感じました。
クリムトの手をそっと握る
恋人エミーリエの
華奢な指先。
何度見ても、胸が熱くなります。
Pöchlarnに住む
友人のお宅に
宿泊させていただきました。
朝7時。
バルコニーからの眺め。
雪がちらつく中
車で案内してもらったのは・・
オーストリア・バロックの至宝
メルク修道院です。
こんなに寒い時期でも
世界中から、観光客が。
11世紀に建立された
ベネディクト派の修道院。
18世紀には
華麗なバロック様式に
改築されました。
かつて、マリーアントワネットが
ルイ16世へ嫁ぐ途中
ここへ一泊したそうです。
今も、修道士たちが
共同生活しているらしい。
なんと言っても見どころは
おびただしい数の蔵書がある
まばゆいばかりの
豪華絢爛な図書館!
なのですが・・・
撮影は禁止。
というわけで、
螺旋階段で、お許しください。
下から見上げても
美しい。
息をのむほど壮大な
バロックの大修道院に
圧倒されました。
ドナウ川を見下ろす
修道院のテラスより。
旧市街のお家は
とても可愛らしい。
外壁の色は
自由に選べるんですって。
淡くやさしい色合いの
お家が並びます。
この街を愛する
人々の想いを
感じたのでした。
ウィーンとザルツブルクを結ぶ列車
ウエストバーンに乗って移動。
車窓からの眺め。
ドナウ川流域で
最も美しいと言われる
ヴァッハウ渓谷へ。
この日は、霧に包まれて
ぼんやり。
小さな町、マリア・ターファルの
教会を訪れました。
シンプルな外観とは対照的に
目がくらむような
艶やかさ。
写真ではわかりづらいですが
小さな十字架の後ろに
樫の木の幹が
収められています。
古くからの言い伝え。
ある男性が
この場所にあった樫の木を
切ろうとして
自分自身の足を切ってしまいました。
家に帰れなくなった彼は
神様に「傷を治して下さい」と
祈ります。
すると、傷が癒えたのだそう。
彼は、感謝の気持ちをこめて
ここに教会を建てました。
天井画には、それを物語る
絵が描かれています。
マリア・ターファルは
巡礼の地。
今も多くの人々が
この高台まで、歩いて
登ってくるそうです。
厳かで
とても美しい教会でした。
少し足をのばして
ザルツブルクまで。
ホーエンザルツブルク城へ
ケーブルカーで上がります。
雪にはならず、ひと安心。
でも、寒いです。
北海道並みと聞いていましたが
甘かった。
到着の翌日に
耳あてを買いました。
日が暮れると・・
奥に見えるのがお城。
母はホテルで休んでいたので
私は一人で
迷子になりつつの散策。
モーツァルト広場は
スケートリンクになってます。
現地の方も
「クリスマスマーケットは
ウィーンより、ザルツの方がきれい」
とおっしゃっていました。
まるで、旧市街すベてに
光が灯されたよう・・
橋の上に佇んでいるだけで
神聖な気持ちになりました。
Frohe Weihnachten!