撮影も残りわずか。
少し熱中症になりそうな
日射しです。
大学卒業後
こちらで働き始めた女性に
「どうしてカリフォルニアに
住もうと思ったの?」と聞くと
「お天気がいいだけで
元気になれるから!」
天気というものが
これほど、精神バランスに
影響するとは
私もここへ来てみるまで
わかりませんでした。
ちょっとやそっと
落ち込むことがあっても
広がった青空を見るだけで
ま、いっか!
今日も、幸せだな。
とポジティブになれる。
カリフォルニア・マジック。
* * *
一ヶ月間、体調を
崩さないように
少しだけ、食べるものには
気をつけていたのですが
もう、あと数日なので・・
まさに、アメリカという感じの
Ruby’s Dinerへ。
ウェイトレスさんは
こんな格好してました。
このシェイク
おかわりがついてるんです。
すごい量!
ハンバーガーも解禁!
帰国までに
ぶくぶくになるかも。
ニューポートビーチへ。
本日は、学期末のイベント
ホエールウォッチング!
学生さんたちは
明日から春休み。
船長さんのアナウンス。
「一階のバーにはアルコールや
スナックがあります。
この船は、Smoke Freeです」
スモークフリーと聞いて
「ご自由にタバコを吸って下さい?」
と、勘違い。
同じクラスの生徒さんに
「Smoke Free= 煙なし(禁煙)だよ」
と、教えてもらう。
さて、出航!
あー、きれいなんて
思っていたら
ゆ、揺れる・・・
ものすごく、揺れる!
酔い止め薬を
飲んできたのですが
クジラが見えた頃
私は、もう
それどころでは・・・
欧米人は、平気な顔をしてるのに
なぜか、アジア人は
かなり酔っていたみたい。
と、いうわけで
クジラの写真は、撮れず。
船酔いがおさまった頃
イルカたちに会えました。
「ねえ、もうこの船
戻るよね?帰るよね?」と
青白い顔をしながら
みんなに聞きまくり
ようやく陸が見えて来た時は
嬉しかった・・・
無事に、上陸!
スタッフみんなで
お昼休憩。
酔ったわりには
しっかりいただきました。
独立記念日?と思うほど
どこもかしこも
国旗だらけ。
でも、この青空の下
アメリカの旗って
映えるんですよね〜。
「L.Aでやってみたいことは?」
と聞かれて
唯一、答えたのは
「ボルダリング!」でした。
日本にいる時に
ネットで探したジム↑
録音部の斎藤さんが
一緒に登ってみる、とのことで
シューズを借ります。
私はもちろん日本から
自分のシューズを
持ってきました。
んー、強そうな
子供たちの写真が。
日本では、8級〜初級までの
グレード分けがあるのですが
こちらは、ない?
壁ごとに「優しい〜難しい」までの
色わけがあるだけ。
なんと、大ざっぱというか・・。
「足自由」「足限定」の課題も
分かれてません。
「難しかったら、
足は、自由でいいですよ」
だって。
日本のジムは
「頭を使って登る」かんじの
複雑な課題が多いけど
こちらは、ダイナミック。
感覚で登るタイプかな?
受付のお兄さん
「日本人の選手たちは
みんなフォローして
チェックしてるよ」だって。
日本は、3年連続
世界ランキング1位です。
オリンピックが、楽しみ!
こちらでは、小学生の頃から
子供たちにどんどん
プレゼンテーションを
やらせるそうです。
自分が調べたことを
みんなの前で発表する。
そういう教育を受けているから
自分の意見をきちんと
言えるようになるし
スピーチも日本人よりうまい。
自分を表現することに
長けています。
そして面白いのは
評価のポイント。
親が子供の代わりに書いたものや
本の内容をそのまま写したものだと
もらえる評価は、F。
自分自身の言葉で
プレゼンできた子だけが
Aをもらえるそうです。
と、いうわけで
私もプレゼンして来ました!
日本文化について
ということだったので・・
テーマは
「相撲の歴史」にしました。
まずは、相撲のルールや
ランク分けの説明。
「オオゼキ、というお酒を
飲んだことがある!」と
韓国人の男の子が
喜んでた。
モニターに映してるのは
関東大震災で被災した
旧両国国技館。
20分程度の
プレゼンでしたが
みんな面白がってくれて
ひと安心。
少し早口だったな、と反省。
こちらにいると、いかに自分が
日本のことを知らないか
気づかされます。
海外に出ると
もっと色々なことを知りたい
という、好奇心が
出てくるんですよね。
「パイレーツオブカリビアン」や
「幸せの力」など
ハリウッド映画で活躍中の
女優、Takyo Fischerさん。
エキセントリックな役柄を
ユニークに、迫力ある演技で
魅せてしまう。
とてつもなく
芯の強いオーラがある
女優さんです。
刺繍が好きで
クッションは
みんな手作り。
ダウンタウンにある
高層マンションのお宅で
今は、ひとり暮らし。
タカヨさんは日系2世。
10才のとき
収容所に入ったそうです。
日本へ帰ろうとしたけれど
おねえさんだけが
「アメリカに残りたい」と言ったため
帰国をあきらめたそう。
その後、タカヨさんは
12才でたった一人
収容所から、抜け出します。
子供の頃の思い出を
涙を流しながら
語って下さいました。
時には、ジャップと呼ばれ
差別されながらも
日本文化や歌舞伎に
興味を持ち
役者を目指すことに。
「日本人であること」が
タカヨさんのアイデンティティー。
自分にしかない武器として
女優へ生かして来たのでしょう。
85才。
「そろそろ、台詞覚えに
自信がない」と、おっしゃりながら
来年は、舞台に出演するとか。
女優としての
「心のもちよう」を
こっそり教えてくれました。
彼女がふと口にした
素敵なフレーズ。
be kind to yourself
change your mindset to be positive
don’t put yourself down
自分を大切に
心をいつも前向きに
自分を見下さないで。