松下 恵 Official Blog
 
 
 
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アキ・カウリスマキ
 
 
 
2014/05/13
 

アキ・カウリスマキ監督
 
「ル・アーヴルの靴みがき」を鑑賞。
 
優しくて、涙があふれて、心が洗われた。
 
 
お芝居の間合いにしても
 
絵の切り取り方にしても
 
昔の邦画のような、懐かしさがある。
 
(ラストカットは、桜のアップ!)
 
 
小津映画のような、寡黙さ。
 
寅さんのような、滑稽さ。
 
 
何気ない日常と、そこに居る人々を
 
深く、見つめているだけなのに
 
こんなにも、人生は愛おしく、幸せなんだと
 
泣けてきてしまう。
 
 
世界は海で繋がっていて、肌の色も言葉の違いも
 
乗り越えて、助け合っていけるはず。
 
清らかな心を、誰もが持っているんだと、教えてくれる。
 
 
潮風のように、爽やかな映画でした。
 
 
ル・アーブルの靴みがき
 
 
カウリスマキ作品には、必ず
 
監督の愛犬が、登場するんですって。
 
 
「街のあかり」を観たのは、ずいぶん昔で
 
忘れてしまいましたが。
 
 
この作品に出演している、ライカも
 
孤独な少年に寄り添う、大切な存在を演じており
 
「パルムドッグ賞」を、受賞したそうです。
 
 
気づけばいつも、そばにいて
 
黙っていても、ちゃんと意思が通じる。
 
包容力ある演技をする、俳優犬たち。
 
えらいなあ!
 
 

 
 
 
 
 
獣の奏者
 
 
 
2014/05/10
 

獣の奏者
 
 
ついに、読了。
 
 
読んでいる間は、すべてを忘れてしまうほど、静けさに覆われ
 
目に触れるものが皆、愛しく感じられた。
 
普段は気にも止めない、植物や虫たち
 
命あるものの息づかいが、今にも聞こえてきそうで。
 
 
胸にしみ渡る、草原の匂い。
 
四季折々の風にそよぐ木々や
 
光に照らされた風景が
 
目の前に、広がっているかのような気にさせられる。
 
 
美しく紡がれてゆく言葉のひとつひとつが、優しく心を撫でてゆく。
 
生きるということは、こんなにも刹那だ。
 
と、長い旅路を通して、そっと教えてくれる。
 
 
真っ直ぐな眼差しで、人や獣と向き合い
 
相手と繋がろうとし、理解しようとする
 
主人公エリンの魂が、気高く美しい。
 
 
貪るように読み終えてしまった、完結編。
 
そして全ての結末を知った上で、その過去を慈しむように
 
紐解いてゆく「外伝・刹那」は、甘酸っぱい痛みを残して
 
深く、心に刻まれた。
 
 
まるで私自身の物語のように、永遠に輝き続けるだろう。
 
 
愛すべきキャラクター達を、いかに描いたのか
 
アニメ版を見てみたい気持ちは、あるけれど。
 
出来れば、どこかの国で実写化されることを、望みます。
 
そして、その場にいたいと、強く願うのです。
 
 

 
 
 
 
 
可愛いだけではありません
 
 
 
2014/05/02
 

 
ひたすら読書のゴールデンウィーク。
 
読み終わったら、また熱烈に書いちゃうんだろうな。
 
どちらかと言うと、エッセイや自己啓発本を
 
手に取ってしまいがちな私が、長編にはまったのは
 
1Q84以来かも。
 
 
続きが読みたくて、読みたくて
 
それを1日のご褒美として、頑張る。
 
で、物語の終わりが近づくと、寂しくて。
 
一生涯、終わらなければいいのに〜!
 
と、願ってしまう。
 
 
そうそう、読書していると
 
ページをめくるたびに、指先がかさかさして
 
来るのが、気になります。
 
 
最近なぜか、爪まで弱くなってしまって
 
次から次へと、割れてしまい、困っていたところ
 
オイルが良いよ!と、もらったこれ。
 
アナスイ
 
すごいです。塗り始めて、2週間ほどで
 
元気な爪が、戻って来ました。
 
 
アナスイのネイルオイル。
 
3層になっているのを、ふりふりして
 
使います。
 
すぐれものーー。
 

 
 
 
 
 
 
 
 
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