鵜飼いの期間は、毎年
5月11日から10月15日まで。
今年も、もうすぐ見納めとあって
予約は超満員でしたが
今井さんのおかげで
奇跡的に見られることに!
この日は、34艘もの
観覧船が、出航。
15人〜40人乗りまでの
貸切船があるそうです。
2艘にだけ
トイレがついてます^ ^
鵜飼いが始まるまでは
踊り船が
行ったり来たり…
浴衣姿の踊り子さんたち。
扇子を広げ、しとやかに
音頭を舞う。
打ち上げ花火が
上がったあと
いよいよ鵜飼い船が
川を下って来ます。
漆黒の闇の中
勢いよく燃える
かがり火が川面に映る。
鵜たちがジェットスキーを
しているように見えて
「可愛い〜」の声。
お仕事の後は
鵜たちは沢山ごはんを
もらえるそうです。
10~12匹の鵜を
手縄で操る鵜匠。
かがり火に驚いた鮎を
くちばしで捕らえるんですって。
鵜の歯形のついた鮎は
とっても貴重で
お高いのだとか。
皇居へ献上される鮎を獲るため
「宮内庁式部職鵜匠」と言う
国家公務員の肩書きを
持っているそうです。
そしてクライマックスは
「総がらみ」。
6艘の船が、一列交互に並び
上流に逃げていく鮎を
追い込みます。
先頭の船が取り逃がしても
網のように張った
鵜たちが捕らえていく。
まさに「一網打尽」!
1300年以上も愛されて来た
伝統的な漁法。
一度、見てみたかった。
一夜の夢のような
幻想的なひと時でした。
貴重な機会を下さった
今井さんに心から感謝。
* * *
興奮冷めやらぬまま
川原町を散歩。
提灯の産地としても
有名な岐阜。
和紙に描かれた
優美な絵に、風情を感じる。
格子戸の日本家屋が
軒を連ねる町並み。
鵜匠と鵜は
一緒に暮らしているので
ぴったり
呼吸が合うのだそうです。
鵜が可哀想、という意見も
ありますが
私には、なんとなく
「鵜と鵜匠の信頼関係」が
感じられたような・・
おもしろうて
やがてかなしき
鵜舟かな
松尾芭蕉
ここまで来たら
「国宝・犬山城が見たい!」
と、わがままを言って
今井さんのドライブで
愛知県犬山市まで。
小高い山の上に
そびえたつ、犬山城が
見えて来ました。
道中にある
三光稲荷神社の鳥居。
室町時代に建てられた天守は
現存する中で、最も古いと
言われています。
お城に入場できるまでは
30分待ち。
靴を脱ぎ、行列しながら
ぞろぞろと
かなり角度のある
階段を上って行くと・・
天守最上階へ。
雄大に流れる
木曽川を一望!
この眺めは、絶景。
かつて、信長、秀吉、家康が
奪い合ったという
気持ちがわかるような…。
国宝5城のうちの一つ
風格ある犬山城を
訪れることができて
感激いたしました。
* * *
さあ、いよいよ
鵜飼いへ!
翌朝、すっきりと晴れた
長良川を望む。
今回もうひとつ
楽しみにしていた場所。
関市板取の根道神社へ。
鳥居をくぐると・・
沢山の観光客で
にぎわっていました。
湧き水により自然にできた
「名もなき池」に
地域のみなさんが
睡蓮を植えたのだそう。
そして、あまりの美しさから
いつしか「モネの池」と
呼ばれるように。
光の当たり方や
角度によって
さまざまな表情を魅せる。
澄み切った湧き水。
のんびり泳ぐ
色鮮やかな鯉たち。
ため息が出るほど
美しい。
もしかしたら
本物の絵画よりも・・
そんなこと言ったら
モネに怒られるかな?
母の昔からの友人
今井さんを訪ねて
岐阜へ。
さっそく、黄金の信長像が
お出迎え。
「岐阜に日本三大仏がいるって
知ってました?」
と、今井さん。
連れて行って下さったのは
金鳳山正法寺。
街中にひっそりと佇む、お寺は
かなり歴史を感じます。
江戸時代後期に建てられてから
一度も、立て直しされて
いないそう。
広々とした静かな空間。
ここにいるのが…
乾漆仏としては
日本一の大きさを誇る
岐阜大仏。
なんて、優しいお顔。
心が落ち着きます。
静寂さに包まれて
ほっとひと息。
あまり知られたくない
秘密の大仏…
にしてほしい。
内部には
薬師如来像が祀られています。
思いがけず、岐阜で
大仏を見られるとは!
* * * * * *
さて、今回の旅の
ハイライトは
「鵜飼」の予定…
が、なんとよりによって
台風が接近!
この日の夜の鵜飼は
やむなく中止と
なってしまいました。
というわけで
長良川うかいミュージアムへ!
ガイダンスシアターで
原寸大の鵜舟を見る。
1300年続いて来た
日本の伝統文化、
その歴史を学ぶ。
見応えあるミュージアムでした。
日が暮れると、あれれ
雨はどこかへ..?
ロープウェイで
標高329メートルの
金華山山頂へ。
お城まではちょっとした
トレッキング。
いい運動になりました。
まばゆくきらめく
パノラマ夜景!
ここから信長も
天下を見晴らしたのでしょう..
さあ、明日こそは
晴れますように!
先日、築地へ
行って来ました。
外国人観光客で、溢れかえり
歩くのも一苦労。
お目当ては
行列の絶えない人気店
「きつねや」の
ホルモン煮込み!
八丁味噌をベースに
ぐつぐつ煮込んだホルモンを
ご飯の上に…
一時間ほど並んで
やっと食べられた。
味が濃いのかと思いきや
さっぱり!臭みもない。
ほっとする
下町の味でした。
さて、市場をぶらり。
午後だったので
ゆったりとした空気感。
本日、豊洲市場が開場。
83年の歴史に
ついに幕を下ろす。
その姿を
忘れないようにしよう。