見てきました。
ホビット 竜に奪われた王国。
前作「思いがけない冒険」で
ドワーフや、魔法使いガンダルフたちと共に
失われた王国、エレボール奪還の旅に出た、ビルボ。
スメアゴルから、指輪を盗むシーンにも、興奮しましたが
今回はついに、はなれ山のスマウグと、対峙することになります。
シェンロンみたいなドラゴンを、想像していましたが
なんか全然、違った・・。
一作目でも思いましたが、
ドワーフたち、体重があるわりには、意外と身軽なんですね。
ロード・オブ・ザ・リングに登場する、ギムリは
やたら、重いイメージがありました。
そして、ガンダルフ。
いつも一匹狼で、悪の巣窟へ乗り込んでいく、勇敢さ。
ピンチの時には、必ず現れて、皆を救ってくれます。
そんなすごい魔法を使えるなら、最初から使ってくれれば
もっと簡単に、目的地に辿り着けるのに!
と、毎回思ってしまいます。
ビルボは、愛しい故郷のシャイアに
無事、帰れるのでしょうか?
まあ、帰れたからこそ
指輪を、フロドに託すことになるのでしょう。
そして物語は、ロード・オブ・ザ・リングへ続いていく。
あーーもう一回、見直そう。
中つ国の地図を、ずーっと眺めていると、楽しくて。
ホビット最終章の公開が、待ち遠しいです!
今もまだ、深い悲しみの中にいる
多くの人々の心が
少しでも安らかになるよう
ただ、祈るばかりです。
そして、自分たちの生活を取り戻せず
不安な毎日を送っている方々の
気持ちを思うと、心が痛みます。
被災をしていない私には
薄っぺらい言葉しか、書けませんが
その痛みを、忘れないよう
『自分のこと』のように、想像をする。
その意味を、忘れたくありません。
来年も、再来年も。
次の世代まで、伝えていけるように。
中学生の頃、10日間だけ
スイスに、ホームステイしたことがあります。
ドイツ語を習得しよう!と、急に思い立ち
短期間だけ通える学校を
申し込んだのですが・・
現地の先生が行う授業は、もちろん英語。
当時は、その英語さえ、十分に理解できず。
覚えたドイツ語は、ほんのわずかでした。
でも、スイスの田舎町から、一人で電車を乗り継ぎ
チューリッヒにある、学校まで通うのは
毎日がドキドキ、新しい出会いや発見ばかり。
とても良い経験となりました。
余談ですが、金八先生のオーディションに
受かったことを、知らされたのも
そのホームステイ先でした。
ちょうど、ホームシックになっていた頃だったので
日本からの電話に、大喜びしたのを
覚えています。
今年は、スイスと日本の国交樹立150周年。
東京でも、スイスに関する様々なイベントが
企画されています。
長い間、友好関係を保ちつつ
発展してきた両国。
ー スイスと日本に、もし問題があるとすれば
『何も問題がない』ことだ ー
というフレーズを、よく耳にするくらい
お互いの国民性には、精密さや職人気質
信頼の高さなど、類似している点があるようです。
「勤勉」であり「時間にも、正確」
「四季の楽しみ方を、知っている」
「自国の食文化を、こよなく愛する」など。
もちろん、人それぞれの性格によりますが。
スイス人のイメージは、真面目で温厚。
そして、なんとなくシャイ。
自己顕示欲も、強くない印象があります。
がまんを美徳とする、日本人の感性に
近いものを感じるのは、私だけでしょうか。
九州の大きさほどしかない、スイス。
でもその魅力は、簡単には語り尽くせません。
チーズの匂いや、カウベルの音色。
アルプスに沈む、美しい夕日。
いつかまた、訪れる機会があれば、嬉しいです。
日瑞修好150周年イベントにて。
『トゥ・ザ・ワンダー』を、DVD鑑賞。
ツリー・オブ・ライフ、に続く
テレンス・マリック監督の世界観。
息を飲むほど、圧倒的な美しさでした。
幻想的な、モンサンミッシェル。
モノクロのパリの情景。
雄大な景色に包まれた、オクラホマ。
夕日の草原に佇む、マリーナ役
オルガ・キュリレンコのシルエットは
神々しいまでに、美しい。
記憶の断片は、光が織りなす風景と
混ざり合い、走馬灯のように
映し出される。
説明や台詞を省き、即興的に生まれた
真実の瞬間だけを、切り取ったかのよう。
すべのシーンが、寡黙だからこそ
映画全体が、映像詩のように感じられる。
不安定に揺れ動く、マリーナの物憂い瞳。
その心情を読み取ろうと
画面の奥深くまで、見入ってしまう。
愛するがゆえの孤独。
今にも壊れてしまいそうな、繊細な心。
愛が紡ぎだす色彩、光と影の描写。
人生の儚さが、壮大な風景と共に
深く心に刻まれた。